スタッフのトラベラーズノート

トラベラーズノートの使い方は十人十色。使うスタイルや、工夫、アイデアで個性がはっきり表れるのもトラベラーズノートの特徴です。
こちらでは、トラベラーズファクトリーで働くスタッフが使っているトラベラーズノートをご紹介します。ノートの使い方のちょっとしたヒントになれば嬉しいです。
第4回目は、トラベラーズファクトリーステーションスタッフのWさんのノートを紹介します!
―簡単に自己紹介をお願いします。
子供のころから今に至るまで、文房具や電子機器・服やコスメなどの「モノ」が大好きです。
また、コロナ禍前は音楽ライブのため弾丸での海外遠征などに夢中でした(台湾や韓国のグループに興味あり)。最近は国内での旅も楽しんでいます。自転車レースの観戦、またある時はフィルムカメラの撮影や分解にまで手を出したりと、つね日ごろさまざまなことに興味をもち過ごしています。
―自己紹介にもあるようにWさんは、多趣味で文房具のみならずさまざまなことに興味を持っていて、イベントに展示会、さらに海外までフットワーク軽く飛び回っています。その幅広い興味と知識がたっぷり詰まったWさんのトラベラーズノートを、ぜひご覧ください!
―お使いのトラベラーズノートを見せてください!
15年ほど前に、地元・栃木の文具店で「面白そうなノートがある」と購入して以来、ずっと愛用しているレギュラーサイズの茶色です。現在では数冊持っていますが、やはり永年使っているこのカバーに一番愛着が湧いています。
使い始めのころはミンクオイルなどで磨いていましたが、最近は1年に1度程度、軽くラナパーを塗るかどうか、といった程度です。表紙側には6年前からTHE SUPERIOR LABORのペーパークリップを付けていますが、こちらも年月とともに味わいが出てきました。
使用アイテム:トラベラーズノート 茶 (13715006)、TF ラナパー レザートリートメント 5mlセット(07101010)、その他私物
最大のポイントは、購入当初に勢いで付けたゴム止め用コンチョです。ひっかける形にすれば使いやすくなるかな?とすぐに力技で穴を開け、当時ヘアゴムに通して使っていたコンチョを適当なワイヤーで革に留めつけたことを覚えています。
思いつきだったので、すぐ取れてもいいや…と思いつつ、今まで無事に保っています。ノート内部の、リフィルを固定するゴムも気ままに増やしてしまったので、ノートを見た人々には「ワイルドな使い方だね!」と言われています(笑)
使用アイテム:トラベラーズノート リペアキット スペアカラー (14467006)、その他私物
普段はダイアリーリフィル(月間と週間+メモ)、仕事用に無罫2冊、ジッパーケースとクラフトファイルなどを挟んで使用しています。長年使用しているため、だいぶ革がやわらかくなり、多めの冊数でも納まるようになりました。
バンドで固定することもあれば、ただ挟み込んだりと、その時によって自由に使っています。
使用アイテム:トラベラーズノート リフィル 無罫 (14247006)、トラベラーズノート リフィル ジッパーケース (14302006)、トラベラーズノート リフィル クラフトファイル (14332006)、その他私物
―リフィルはどんな風に使っていますか?
普段は週間リフィルに日記を書いたり、日常で集まる紙類などを貼り付けて記録としています。
筆記には主に万年筆を愛用しているため、余白にインクの試し書きなどをすることもあります。文字を書くことが大好きなので、リフィルに使われているMDペーパーはどんな筆記具でも書き心地が良い点が、とても気に入っています。
使用アイテム:トラベラーズノート リフィル 週間+メモ、TRC ブラス 万年筆(ファクトリーグリーンは販売終了)、その他私物
ペン類は1、2本であればジッパーケースのふちにクリップをひっかけるようにして持ち歩いています。
ジッパーケースは半透明なので時々眺めたい紙や写真、ステッカー類などを入れ、クラフトファイルには一筆箋やメモ用紙などを収納して必要な時に使えるようにしています。
使用アイテム:トラベラーズノート リフィル ジッパーケース (14302006)、トラベラーズノート リフィル クラフトファイル (14332006)、その他私物
旅行が決まると、目的地の地図を貼るなどして書き込み、自作ガイドブックのように準備したリフィルを現地へ持参します。
革カバーが重いなというときは、リフィル単体で手軽に持ちだします。旅先では思い切り楽しんで、帰宅してからは集めた紙類や剥がした値札シールなど、あらゆるものを貼りながら振り返った事柄を書き込んでいきます。
貼るにも書くにも、グリッド状になった罫線が使いやすいので、旅ノート用にはセクションリフィルひとすじです。
使用アイテム:トラベラーズノート リフィル セクション (14246006)、その他私物
たとえば現地で購入したSIMカード、コーヒーの跡がついたレシートなども大切な思い出の一部。記憶が鮮明なうちにまとめたいですが、取り急ぎ貼るだけ貼ってから、スキマ時間にじわじわと書き込みをして空白を埋める楽しみもあります。数年後、読み返してみると忘れている事柄は案外多く、記録することは大切だなと実感しています。たまったリフィルは宝物です。
―トラベラーズノートの気に入っている点を教えてください。
とにかく「自由!」であることが最大の魅力です。使い始めてから自分を取り巻く環境も変化しましたが、用途を変えて使えるところが自分には合っているようです。日常生活と旅行という非日常、シームレスに馴染む雰囲気があるのも気に入っています。お店には国内のみならず世界各国からお客さまがお越しくださっていますが、愛用のノートを見せてくださる方それぞれの味わいがそこに出ていて、素敵な商品に関われているなぁと実感しています。
文字を書く、絵を描く、コラージュで何かを貼る。誰かに見せる使い方でも、自分だけの秘密のノートでもいい。
使えずに飾って眺めているだけで元気が出るというのもいいと思います。
何でもありで、正しい使用法など他人に決められることはないこのノートにある楽しさを、私からお伝えしていきたいです。
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多方面に興味がいっぱいのWさんらしく、彼女のトラベラーズノートには、たくさんのコラージュで厚くなったリフィルが数冊、さらに紙ものやペンまで挟まれていて、まるで、ヴォリュームたっぷりのパティにチーズ、野菜に目玉焼きなど具材がたっぷり挟まれた高級ハンバーガーのようです。まさにWさんの味わいが出ているトラベラーズノートの紹介ありがとうございます!
次回もお楽しみに!